【英語Q&A】子供をとりまく英語事情1

子供をとりまく英語事情1
  • 小学校で英語を勉強するのはいつから?
  • どうして小学校で英語が始まったの?
  • 小学校の英語ではどんな内容を教わっているのですか?
  • 小学校から高校までの間にどれくらいの単語を覚えるの?

〜よくある質問にお答えします〜

小学校で英語を勉強するのはいつから?

小学校英語学習内容

2020年度から小学校で完全実施となった学習指導要領に則り、3年生で英語の授業を受けはじめます。英語の変更内容が大きかったため、2018年度より5・6年生が外国語活動を行うなどのかたちで先行実施期間が設けられていました。

3・4年生では「外国語活動」(主に英語)を、5・6年生に上がると英語が国語や算数などに並ぶ正式な教科となりました。教科ということは教科書を使った授業が必要であり、成績がつけられるようになります。

どうして小学校で英語が始まったの?

中学校・高等学校での学習内容、大学入試へと続く英語の難化傾向を受けたもの。

小学校の英語ではどんな内容を教わっているのですか?

小学校では「英語に慣れ親しむこと」を目標にした英語教育が行われています。週のうちの回数は1~2回です。

小3・4では「聞く」「話す」のコミュニケーションを中心に習い、「話す」には、双方向の「やり取り」と、ほかに「発表」と言って人前で話す形式も含まれます。学級担任の先生や専科教員、英語圏から来ているALT(外国語指導助手)によっての指導が行われています。

5・6年になると教科書を使うようになり、ここで初めて「読む」授業が始まるため、子供は急に難しさを感じ始める場合もあるようです。

なお、小学校では600‐700語程度の単語の習得をめざしており、Why、 What、 Who などで始まる疑問文や、I と we の使い分け、apple、 sandwich、 one 等の一般的な名詞が扱われます。

小学校から高校までの間にどれくらいの単語を覚えるの?

従来は習得する単語数が高校卒業時で3,000語だったのが、小学校の英語教育が始まって4,000‐5,000語へと増えました。打ち分けは、小学校で600‐700語、中学で1,600‐1,800語、高校で1,800‐2,500語です。Hello. I am from Australia. で6語。小学校で600といわれるとピンときませんが、1個づつ暗記するというより文章内で自然に定着させるのが主流です。