中1|教室のひとコマ|過去形という「時間の流れ」
中学1年生の秋が近づいてくる。
過去形が出てくる時期になると、
教室では少し空気が変わります。
それまでの英語は
「今のこと」を中心に進んできました。
そこに突然、
「過去」という考え方が
入ってきます。
実はここでつまづく生徒は少なくありません。

単語は知っているけれど
「時間の概念として整理できていない」
ことがよくあります。
私はそのとき
よくホワイトボードに
一本の矢印を書きます。
右に向かう少し長い線を引き
その上に3つの点を打ちます。
左から順に
過去・現在・未来。
英語話者のアタマの中では
このように時間が整理されているのだ
という話をします。
この説明は
一度でピタッと定着するものでは
ありません。
むしろ、2〜3ヶ月かけて
何度も繰り返します。
少しずつ、頭の中に
「時間の軸」ができていくような
感覚です。
そして一度理解したように
見えていても
しばらくすると
また曖昧になります。
それでいいと思っています。
半年後や
受験の時期までの間に
もう一度
それからまた戻って
くりかえし
また同じ矢印の話をします。
そのたびに
すこしずつ定着していくのです。
この「英語の時間の感覚」に
並行して長文読解に取り組んでいくと
あるときふと英文が
「そのまま前から読める」感覚が出てきます。
いわゆる
”スラスラ読める”状態は
急に生まれるものではなく
こうした時間の積み重ねの先に
あるのだと思います。

英語は理解まで
少し時間がかかるもの。
子供の英語、
基礎完成までどれくらいか?と聞かれたら
最低2年は
かかるかなあ、、、
英単語長と問題集で
早急に詰め込んだとしても
先へ先へとタイパ重視で
進めたように見えて
行き着くところはいっしょ!
急がば回れ。
中1での過去形のつまづきは
「わからない理由」から
考えると
そもそも頭の中にある感覚のちがい
にたどり着くわけです。
だから
「過去形はわからない」ほうが
当たり前。
いっぽうで
中2英語へ進む前の
最大のヤマ場とも言えるのがここ。
それだけに
わかれば英語が
相当面白くなるのです。
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