英語の絵本を手に入れたいと思ったら

1．紙の絵本の良さ

最近、紙の本を手にしましたか？

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この夏、台風が来るという予報。
ステイホーム対策に図書館の本を借りました。
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棚で目に止まった
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『幽霊コンビニで、バイト始めました。』
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ティーンエイジャー向けです。
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子供目線で大人社会を見る視線。
不確かな明日に対するヒリヒリした感覚が残りました。
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ふと思えば、ネットで大量に読む「情報」。
ひとつ記事見れば芋づる式におすすめと興味が連なって膨大な時間が流れ・・・。
それで残るのは「情報を得た」事実。
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ところが紙の本は、読むうちに紙上の情報量が増えることはありません。
それでいて、ページをめくる感触と
手の動作があるから体験として残るんですね。
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リアルな本には、
すみずみ全体を見渡せる安心感があります。
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そして電気のいらない静けさ。
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大人が落ち着くと一緒にいる子供も落ち着いてくるようです。⁡
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読書で、台風の怖さ和らぐ効果がありました。

2.　英語の本でも日本語と同様の体験を

言葉を「知る前」と「知った後」では
世界がちがって見えるものです。

夕方、空が赤くなる。
「そらがあかいね」より、『夕焼け。きれいね。』と親子で語れば

『ユウヤケ』

が子どもの心にじんわり染みていきます。
暑かった一日の終わり
稲刈り後の田のにおい
なぜか物悲しい美しさを覚える。


夕焼けは、日本文化で特別な意味を持つことばのひとつ。


国際化の進む今、自分の文化を大事にし
母国語以外の言語に
触れて育つことは大きな意味があります。


その手軽な入り口が絵本です。

3．確実にきれいな新品の本が欲しいなら、英語の絵本を扱う通販サイトへ

a. アプリコット出版サイト　
日本人向け英語教本を出している出版社。
自社出版中心の教材販売サイトe-apricotがあります。

b. 三善 Kids Mart　オンラインストア　
英語・英会話教室むけ教材が豊富。
家庭で使いたい！個人の方も購入可能です。

c. 楽天ブックスや紀伊國屋の大型ネットショップ
商品表示はありますが、在庫0が多い様子です。書籍の詳細やレビューを見るために使うと便利。

d. 絵本の家オンラインショップ　
洋書絵本ならここ！

e. ネリーズオンラインストア　
ナショナルジオグラフィック、マインクラフト等有名モチーフの物語、児童向け小説など豊富な品揃え。

小中学生からビジネス英語まで幅広い扱いあり。

4．地域の書店もおすすめ…仙台エリアなら丸善

丸善仙台アエル店
外国雑誌・英語の絵本・資格スキル系勉強用書籍まで、豊富にあり。

5．思いがけず良質な海外本に出会える場所…ネットと実店舗の中古書店

a. ブックオフやハードオフ

ブックオフ（店舗）　
洋書コーナーを設けている店舗あり。一度見てみたことがあるのですが、メジャーな本やミニブックというよりは、「海外旅行記念に買った」みたいな珍しい大型の本（コーヒーテーブルブックと呼ばれる）や、好みの片寄りそうなイラスト図鑑とかそういったものがありました。

ブックオフオンライン　
HPを見る限り、洋書を積極的に買い取っているかんじではないようです。かと思えばハリポタ洋書が売っていたりするので、掘り出し物を探す場として◎。

ハードオフ　
情報少なく、詳しいことは不明。。。

b. 街の小型中古書店　PickUpTopic”青春の禁じ手”こういうことが起こるのは古本屋しかない

子供の本を探す場合、目指すものがピンポイントである確率は決して高くありません。
でも管理が行き届いて良質な洋書が見つかるのが町の小型中古書店です！

阿武隈書房
電話での在庫確認、メールによる問い合わせができるようです。

萬葉堂書店
児童書のコーナーがあります。

ブックカフェ火星の庭
カフェでもある古本屋って夢のようなお店です！


医学・歴史といった専門書を扱うのが古本屋というイメージがあります。

もしかしたら絵本は得意分野外かも！？
でもトライしてみなきゃわかりませんので、気になったらぜひお店に直接お問い合わせを！

c. メルカリやYahoo!フリマ

まとめて買うならここ。

高いのに扱う店も少なく、なかなか手に取って見比べられないのが英語絵本。
出版社ごとに世界観は多種多様。


子供が育ち幼児向けの本がいらなくなったら、まとめて売りに出すこと考えますよね。

メルカリ（Yahoo!フリマでも他でも）、覗いてみてください！

出品に関し、タイミングがすべて感はありますが、

「やっぱり全部そろえたい！」

というご家庭には価格面で一番買いやすい所です。

6．おすすめのリーディングシリーズ

どんなシリーズを選べば？の疑問に、私なりのアドバイスをさせていただきます。
読んで少しでも参考になれば嬉しいです。

a. アプリコット出版/スプリングボード

《当教室でも読んでいます♪「アプリコット出版スプリングボードシリーズ」の好きな所》


1．なんといっても読みやすいミニブック　

c-a-n、 f-l-yと言った3文字の単語が読めるようになったら。

薄くて軽く、挫折とは縁知らず。
海外の本の中には、日本人になじまないフォントのものもあります。でもこれは大丈夫。
はっきりした文字、初級リーディングにぴったりのシリーズ。

2．メルヘンチックな『夢の世界』も臨場感あふれる『リアル』も両方ある

どうぶつが本の中で活躍するストーリー多し。なんだか楽しくなります。
一方で爬虫類（苦手！）のアップ写真で衝撃を受けたり！
夜うなされるほどの超リアルはないのでご安心を。


3．価格が手軽でとっても家計に優しい

好きなレベルごとの購入が可能。

「買ったのに子供が手にしなかった」親としては残念この上ないですよね…。

このシリーズなら、数冊ずつ購入ができます。こういった小さなセットをまず試してみるのがおすすめ。

販売は日本ですがオーストラリアで出版されています。


一冊ずつの厚みがつまようじ1本分！

しまいやすいのもポイント！

当教室の英語レッスンで採用の、アプリコット出版スプリングボードシリーズ

下に最初の5レベル分の全タイトルをご披露！

広くさまざまな世界に触れることで子供の感性に働きかけます。

1. 【レベル1　1冊あたりの語数：30-40語】　
   • During the Day
   • The Pesky Fly
   • At the Supermarket
   • Where is Sam?
   • The Rescue
   • Hair
   • Who is Asleep?
   • The Kangaroo School　
     ☆ある町にカンガルーの学校があって…なんと自由でユニークな通学手段。飛んだり跳ねたり、そして空からもやって来ます。
     
     
     
     ♥「Kangaroo School」。
     不動の人気No.1。小学生の自分たちの姿になんとなく重ねられるからでしょうね。
     
     英語レッスンの初級者アクティビティにも何年ものあいだ活躍してくれている一冊でもあります。
     
     この本を元にマイブックを作ったり、文の一部を隠しながらの音読トレーニング。
     
     そして「カンガルー」はKやRの発音導入にももってこいです。
     
     
     
2. 【レベル2 　1冊あたりの語数：40-60語くらい】
   • I Can, Can You?
   • Fast and Slow
   • A Rainbow of Parrots
   • Spot
   • The Grasshopper and the Flea
     ☆I hop♩ I hop♪
     弾むような展開に心躍ります。
     どの子もウキウキの一冊！
     〈この本で覚える英語：「〜の上」＝ on the など〉
     
   • At School
   • Going To Town
   • This Is a Fish
3. 【レベル3　1冊あたりの語数：70-85語】
   • At the Fair
   • Going to the Moon
   • Funny Fish　
     ☆面白い魚がいっぱい。zebraみたいなお魚はzebra fish！動物と魚の名前を知るのに一石二鳥。
     〈この本で覚える英語：〜みたいな＝ looks like など〉
     　
   • Where Is My Bear?
   • Animal Babies
   • Where Is Patch?
   • Carl Crocodile Goes Shoe Shopping　
     ☆わにのカーラが靴屋へ。緑いろのが欲しいと探しまわりますが、どのお店にも置いておらず…
     ☆〈この本で覚える英語：「〜ありますか？」と欲しいものを聞く時の表現は Have you got –? など〉
     
   • Truck and Other Big Machines
4. 【レベル4　1冊あたりの語数：80-90語】
   • The Park Train
   • At the Zoo
   • Molly Monster’s Party
   • Big Things　
     ☆インド、フランス、そして世界の大建造物が次々登場。小さな本だとつい忘れるスケール感。宇宙が登場！
     〈この本で覚える英語：we can など〉
     
   • The Tennis Match
   • Santana
   • Lucy’s Loose Tooth
   • The Fishing Trip
5. 【レベル5　1冊あたりの語数：90-100語】
   • The Thirsty Cats
   • Pet Dogs and Working Dogs
     ☆ペット犬・働く犬・レスキュー犬に牧場犬。海外の写真いっぱい。〈この本で覚える英語：Thではじまる単語と読み。 These/ They/ This など〉
     
   • The Little Critter
   • To the Space Station
   • Big Greg the Firefighter
   • Trent and Grace Make a Home
   • Wally Wombat Goes to the City
   • Look in the Tree

スプリングボードシリーズは、全16レベルの128冊。
ご紹介した以外にも、まだまだつづきます！
出版社ホームページはこちら

b. こちらもまた当教室で使用：クリエイティブ・ティーチング・プレス社 ３つのシリーズ

• b-１．アメリカの幼児に人気：
  Learn To Read　ラーントゥーリード
  
  本を「開く」こと。紙をめくること。紙の上で人や絵がうごいたりあそんだりする、こと。
  好きなページの発見。読んでもらう声のひびきがうれしい、こと。
  
  すてきな体験がいっぱいです。
  
  シリーズの一部をご紹介！
  • How To Make a Mudpie
  • I Can Read　本の中を見てみよう☆
    　　
  • I Can Write　
  • Pigs
  • Under the Sky　本の中を見てみよう☆
    　
  • What Do You See?

こちらで購入できます→　Kids Mart

• b-２．幼児～小学校低学年むけ：
  Sight Word Readers　サイトワードリーダーズ
  　サイトワードを知っていますか？「見たら（sight）一瞬でわかるようにしておくべき基本単語」のことです。
  
  
  
  　－文字への興味がモリモリわくころ！ー
  • 《幼児むけサイトワードリーダーズ》　日本なら、「じゃあじゃあびりびり」「がたんごとん」。赤ちゃん絵本を卒業し、「えんそくバス」「木はいいなあ」といった本を「よんでよんで！」「ねえ、これなんてかいてある？」と字を指さす4歳くらいでしょうか。
    
    こんなタイトルが並びます。
    • I Like Colors　本の中を見てみよう☆
      
      
    • I Have Shapes
    • I See
    • A Picnic
    • Come See My Bugs　本の中を見てみよう☆
      
      
    • Kids Like
    • The Dog
    • Look Up! What Can I See?
    • What Can I Be?
    • On the Wall　本の中を見てみよう☆
      
    • Here Is My Cat
    • This Is My World
  • 《小学校低学年むけサイトワードリーダーズ》　小学校という新たな大海原で、不安とわくわくがいっぱい。
    日本の本なら「おまえ、うまそうだな」「けんかのきもち」といった本を一人でも楽しめる頃。
    実生活での「どうしよう～」や「どうなってるの？」毎日探検気分。
    • Sisters and Brothers, Brothers and Sisters　本の中を見てみよう☆
      
    • All Week at School　本の中を見てみよう☆
      　　
    • My Friends
    • My Favorites, Your Favorites
    • What Is This?
    • We Are the Monsters!
    • The Little Cookie Girl
    • Bugs in Your Backyard
    • Little Red Hen Makes Soup　本の中を見てみよう☆
      
    • Where Have You Been?
    • Which Way Did They Go?
    • My Loose Tooth

こちらで購入可能です→　Mum’s English
Amzon.com Kids Mart

ｃ. オックスフォード・リーディング・ツリー

歴史あるオックスフォード出版です。

このシリーズを採用している英語教室は多く、私の所では「他教室さんで使っているのであればウチはほかのを探そう！」とオーストラリアのスプリングボードにたどり着きました。


オックスフォード社ホームページ
こちらでも扱いがあるようです（絵本の家オンラインショップ）

ｄ. I Can Read!（アイ・キャン・リード！）シリーズ

受賞歴あるイラストレーターが描くキャラクターが、いきいきと本の世界を動き回ります！

まだわが教室では使ったことがないシリーズです。

下のホームページリンクへ行くと、アクティビティーシートのダウンロードや動画もふんだんにあり多方向から楽しめそうです！

このシリーズのホームページ（I Can Read! 英語サイト）
購入扱いがある国内サイトはこちら（キッズマート）

7．まとめ

読むかどうかもわからないまま、子供に希望をかけて一挙に何十冊ものセットを注文したり、高額教材の購入！は個人的におすすめしません。
ここで清水の舞台から飛び降りちゃダメです！

子供が手に取ったらもうけもの。万が一すぐ飛びつく様子がなくても、それほど後悔しない範囲を3千円でも4千円でもご自分で決めて下さい。
本としてはやはり1冊数百円はするので安いものではありません。
けれど子供の感性はのちのち花開くもので、その開いた花の元は幼少期に親が蒔いた種だったり。。

開いた瞬間に「外国」を感じられる絵本。

大人もいっしょに目にする写真や色づかい。
世界が広がるチャンスと思って考えてみてはどうでしょうか！

※本記事作成は2024年秋の情報を元にしました。